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6300形車両について
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 6300形車両について
6300形

2000年3月現在、37本222両在籍
1次車:1993年5本30両
2次車:1994年8本48両
3次車:1999〜2000年24本144両

1次車 (6301F〜6305F:川崎重工製)

1次車
運転開始当時の6300形1次車
登場記念ヘッドマークを装着して運行

 1993年に、三田線に6000形以来初めて登場した新型車両。6両編成で登場したが、 将来の8両化を見据えた設計となっており、南北線・東急線との直通運転に備えて、 ATC/ATO運転に対する準備工事がなされている。 車体はビードレス構造、BG仕上げの無塗装ステンレス製。 飾り帯にはラインカラーの青に加え、「都営交通の情熱を表す」赤をあしらっている。

 制御装置はGTOによるVVVFインバータ制御で、 現在は3M3T、8両編成時は4M4Tとなる。 1時間定格出力は180kW、加速度3.5km/h/s、常用減速度4.0km/h/s (非常4.5)、最高速度120km/hの性能を有する。

 車内のアコモデーションは南北線9000系にそろえた物となっており、 各車1箇所ずつボックスシートを備える。ドア上部にLEDの案内表示器を1両あたり4箇所設置している。 座席は片持ち式のバケットタイプで、モケットは薄赤色。床敷物も淡い赤色で統一されている。

 保安装置はATSで、都営地下鉄線の無線装置を設置している。 ブレーキシステムは応荷重つき電空併用電気指令式電磁直通ブレーキ方式としており、 将来のATO運転に対応している。回生ブレーキ不足時にはT車の空気ブレーキを優先して補足する、 遅れ込め制御を採用している。 このほか、車内サービスとしてAM、FMラジオの再輻射を行なう装置を搭載しているほか、 自動放送装置が搭載され、これにより東京の地下鉄として初めて、英語による放送も行なっている。

 運転台はT型ワンハンドルマスコンを有し、運転支援装置(TIS)のモニターが組み込まれている。 また、将来のATO運転に対応し、営団9000系と同様、出発ボタン、ドア扱いボタン、 乗降促進ボタンなどが当初から設置済みである。

6300-1
6300形(1次車)の車内
暖色系のインテリアを採用している
6300-2
車端部に設置されたクロスシート
南北線9000系1次車に合わせられたもの
6300-3
ドア上に設置されたLED表示器
停車時の駅名表示時以外は2段表示のみ
6300-4
反対側は路線図とドア開方向表示器
ドア上LEDは千鳥配置、反対側はこうなる

2次車 (6306F〜6313F)

1
2次車(左)と3次車(右)
スカート形状の違いが大きなポイント
2
3次車の車内
座席のそで仕切りなどが変更された
3
3次車のドア内側
化粧板が廃止されステンレス地のままに

 1次車投入の翌年投入された8本で、スカート形状の変更(大型化)が行なわれた。 他にドア上部の「東京都交通局」の文字が濃くなり、自動放送の声が変更され聞き取りやすくなった。 なお、2次車投入時に、1次車についても自動放送の声が変更されている。

3次車 (6314F〜6337F)

 2000年9月の、目黒・三田間開業と東急線乗り入れにあわせて投入された車両で、 1999年度に一挙に24編成が投入された。2次車投入から5年が経過しており、 周囲の環境や技術も変化したことから、従来車とは大幅な変更がなされた。

 車体については変更点はないが、VVVFの制御素子はIGBTに変更された。 外観上は先頭部スカートの形状がスマートなものに変更されている。

 車内については大幅な変更がなされた。座席のそで仕切りはパイプのみに簡略化され、 座席は片持ち式ではなくなった。吊り革が5角形から円形に変更され、 ドアの内張りは化粧版からステンレス地の無塗装となった。床敷物はグレーのラバーとなり、 車端部のクロスシートは廃止された。全体として、コストダウンを強く意識している。

 この時の増備車から、ATCおよびATOを搭載して登場しており、 案内表示と放送の設定器も運転支援装置(TIS)に組み込んでいる。 TISのモニターは、運転台の頭上付近にぶら下げる形で設置されており、 1・2次車でTISのモニターが設置されていた運転台コンソール内には、 ホーム画像を受信して表示するモニター4台が設置されている。

改造について

 1次車と2次車については、当初ATSのみを搭載していたが、1999年11月のATC化に備え、 全編成にATCが設置されたほか、南北線・東急線との乗り入れに備えてATO(TASC)も設置された。 また、空間波無線が搭載され、これまで使用していた誘導無線のアンテナが撤去されるなど、 1・2次車は直通運転に向けた改造が実施された。
 また、全編成で、登場時にはなかった運転席ガラスの遮光フイルムが、後で貼付され、 その部分の内側にはホーム監視用のモニターが設置されている。このため、 1・2次車と3次車では、TISのモニターとホーム画像表示用のモニターが、 逆の位置に取り付けられている形になっている。


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