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都営6号線開業時から三田線で活躍した6000形は、
1999年11月でその役目を終えたのちも、比較的新しくまた性能も良いため、
主にインドネシア・熊本・秩父の3箇所へ引き取られていった。
そのうち、熊本には2両編成5本が移籍し、活躍している。
写真(上)は秩父鉄道熊谷駅で撮影したもの。秩父鉄道は都営三田線と同じく架線電圧1500Vであるため、三田線時代とほとんど変わらず、そのままの姿に近い形で使用され、形式は5000形となった。秩父鉄道で走っている他の車両は、もと国鉄101系や、もと国鉄→JR東日本の165系(急行「秩父路」用)など旧型車両が多いため、三田線の6000形は新型車両として貴重な存在である。
写真(中)は熊本電鉄北熊本駅構内で撮影したもの。右側が赤帯になった6000形で、
前面の帯は赤というよりも「蛍光オレンジ」である。警戒色の意味を持たせてあるようだ。
左側に写っているのは、もと東急の車両で、奇しくも第二の職場で、
後輩である6300形と東急3000系の並びの“再現”をすることとなったのは面白い。
また、下の写真は熊本電鉄藤崎宮前−黒髪町間の併用軌道を走る6000系。
こちらは青帯のままだが、運転室窓部分に黄色が追加されている。
この区間では数百メートルにわたり、道路の端を走る姿が見える。
東京では地下や高架という重軌道を走り続けてきた6000形だけに、
何とも奇妙な光景でもある。
なお、熊本ではこのほかに、前面の黄色部分が下方に拡大されたものや、
東京時代のまま青帯のみで運行されているものもあり面白い。
電圧を1500Vから600Vに落としたほか、ワンマン運転対応のため、
運賃表や運賃箱が設置されている。しかし、車内の座席モケットはそのままであり、
また運転席後部には「東京都交通局」のプレートもつけたままなど、
往時を偲ばせる部分も多い。ただし線路規格が悪いためか、
ほとんど低速でのんびりと走ることが多く、往年のあのやや強引とも言えるほどの、
胸のすくような加速力を体感することができないのが惜しまれるところである。
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