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 歴史ミュージアム1(2/3)

地域とともに、1周年・3周年

 開業して1年が経った1992年11月には、盛大に1周年記念行事が催された。記念列車ではヘッドマークが掲出され、北区王子の「北とぴあ」では、写真展など開かれ、地域とともに歩む南北線の姿があった。2周年では特に行事は行なわれなかったが、3周年の時には、記念列車が運行され、この列車の先頭と後尾の車両のクロスシート部には、大型テレビが据え付けられて、運転室に設置されたビデオカメラからの映像を写した。この他にも、駒込駅定期券売り場の予定地で、鉄道模型運転会が開催されたり、北とぴあでの写真展、王子駅での車両撮影会、記念硬券乗車券の発売など、きわめて盛大に行事が行なわれた。

 このうち、王子駅での撮影会では、ホーム延伸用のスペースを開放し、ふだんホームドアのガラスによって仕切られているために撮影できない9000系車両を撮影できるように計らわれ、この時間帯、電車は王子−王子神谷間でATOを解除、手動運転による徐行まで行なった。

 右下の写真に写っているヘッドマークは、開業、第8編成導入、1周年、3周年、そして四ツ谷延伸と、すべてで同じデザインだったので、台座は使いまわしていたようだ。

おかげさまで1周年
1周年を知らせる装飾
赤羽岩淵駅
1周年ヘッドマーク
1周年記念列車のヘッドマーク
王子神谷駅

待望の都心延伸が実現

ホームドア延長工事
ホームドア延長工事 赤羽岩淵駅
ホームドアの一部が撤去された状態。

 開業から4年が経つ1996年3月26日、ようやく駒込から都心方面への延伸が実現した。当初、溜池(仮称)までの延伸が計画されていたものが、工事の遅れによって、とりあえず他線と接続できる市ヶ谷または四ッ谷までを延伸することになり、検討が行われた。その結果、折返し運転ができる市ヶ谷ではなく、丸ノ内線とも接続できる四ッ谷まで、7.1kmを延伸することに決まった。この際、市ヶ谷−四ッ谷間は単線並列で運転する方法を採用することで、四ッ谷駅での折返し運転を可能にしたのだった。

 これに先立ち、1996年2月6日から、南北線は全列車6両編成に増強されることになり、南北線の特徴であるホームドアも、4両分から6両分への延長工事が施工された。この工事では、延長する側のホームドア部分を一時撤去し、金網によって線路内への侵入を防ぐなど、やや大掛かりな工事となった。延長部の仕様は従来のものとほぼ同等だが、戸ばさみセンサーの形状が若干変更された。

“試作品”まで登場した路線案内図!?

 もちろん、四ッ谷延伸に先立っては、駅の案内板等の取替えが行なわれた。南北線の場合、ホームドアの上部にも、駅名表と路線案内図が設置されているが、この部分の路線案内図は、試作品まで作られていたようだ。

 下の写真を見比べていただくとわかるが、右のものは駅部分の「●」が白く塗りつぶされているのに対し、左のものはグレーに塗られている。左のものは、従来の路線図部分に上から塗装しなおした痕がみえ、これは試作品だったようだ。もちろん、延伸時には、すべて右のタイプで統一された。

 なお、この時設置された路線図は、1年半後に溜池までの延伸が予定されていたことから、次の延伸区間となる2駅分のスペースが空けて用意されていた。

路線図(試作品)
試作品と見られる路線図
赤羽岩淵駅
路線図(四ッ谷延伸)
四ッ谷まで書かれた路線図
王子駅

出口・施設案内
ホームドア上部に案内表示を追加
本駒込以南の各駅で採用

 この四ッ谷延伸時から新設の各駅では、ホームドア上部に、 出口や駅施設の案内表示が追加された。従来駒込以北の各駅では、 柱部分にのみ乗換・出口案内が掲示されていたが、 よりわかりやすいものに変更された形だ。 なお、駒込以北の各駅については、改めてこの掲示物の追加は行われておらず、 従来のまま柱部分での掲示に留まっている。


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