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 記念乗車券&カード資料室
 パスネットの“元祖”「NSメトロカード」

 今でこそIC乗車券「PASMO」に主役の座を明け渡しているが、一時は地下鉄利用者の必需品として一般的にも浸透していた、 営団・都営共通ストアードフェアシステム対応プリペイドカード「SFメトロカード」。のちに「パスネット」加盟へと発展して首都圏の私鉄各社で共通利用が可能となったものだが、営団地下鉄では「SFメトロカード」誕生の約5年前となる、南北線駒込−赤羽岩淵間開業時('91年11月29日)から、実験的に南北線でこのシステムを実用化していた。

 下の写真がそれで、「New Service」の頭文字をとり「NSメトロカード」と呼んでいた。右上の「(南北線専用)」の表記は当初のものにはないなど、若干のマイナーチェンジはあったが、基本的に図柄はこの1種類のみだった。南北線各駅の自動券売機で販売され、1,000円、2,000円、3,000円から選んで購入すると、発売額が印刷されて出てくる仕組みであった。

 カードは南北線内のみ有効で、裏面の印字スペースは山手線内のみで導入した当初のJR東日本「イオカード」と同じく、乗車駅のみ印字するタイプであったが、SFメトロカードが導入される'96年3月までに、下車駅も印字するタイプにシステムが変更された。(駅ごとに改修時期が異なったため、一時的に双方の印字タイプが重なってしまう状況もみられた。これもイオカードと同様である。)

 ちなみにこのNSメトロカード、南北線が四ツ谷まで延伸して他の地下鉄線と接続するようになり、同時にSFメトロカードが発売され、また都営地下鉄の「Tカード」と共通化された後は、通常の「SFメトロカード」と同様に使うことができた。(パスネット導入後、加盟各社局でも使えるかどうかは不確定だが、使用可能な例と不可能な例があるという説がある。)

NSメトロカード
NSメトロカード
発売された図柄は基本的にこの1種類のみ
NS裏面
裏面の印字スペース 乗車時のみ印字だった
最下段の秋葉原は、地下鉄全線へ拡大後に使用

 南北線開通記念NSメトロカード
記念NSメトロカード
開通記念NSメトロカード
NSメトロカードで唯一の記念カードである

 開通記念NSメトロカード。1000円券。即日完売となったプレミア品。「NSメトロカード」の記念カードとしては、これが唯一の存在である。


 南北線 赤羽岩淵←→駒込間開通記念メトロカード
記念メトロカード
開通記念メトロカード
こちらは営団全線できっぷが買えるメトロカード

 開通記念メトロカード。1000円券。記念NSメトロカード同様、こちらも即日完売だった模様。「赤羽岩淵←→駒込間」と表示されているが、通常は起点側を左に書くことが多いことから、珍しい表現である。同時に発売された、次項の「開通記念乗車券」とは、左右が入れ替わっている。


 南北線 駒込←→赤羽岩淵間開通記念乗車券
開通記念乗車券
開通記念メトロカード
9000系の写真と140円きっぷ2枚の組み合わせ

 南北線の駒込−赤羽岩淵間の開通を記念して発売された乗車券で、140円券2枚組。発売個所によって乗車券の駅名が異なる。南北線の駅名の入ったものは即日完売となったが、大手町など他路線の駅名の入ったものは数日間は残券があったようだ。
 ケース内には乗車券2枚と南北線の説明書き1枚がセットされている。


 南北線開業一周年記念乗車券

 駒込−赤羽岩淵間の開業から1周年の1994年11月29日に発売されたもの。
 厚紙でできたケースを開くと、建設中の区間を含む目黒−赤羽岩淵間全線沿線の地図が描かれた台紙に、全6駅からの140円乗車券と、駒込、赤羽岩淵両駅からの小児用80円乗車券、計8枚の硬券乗車券がセットされている。
 なお、ケースの裏面には、9000系車両の図面が描かれている。

一周年記念乗車券外面
一周年記念乗車券
黒をベースに9000系のイラストが描かれている
一周年記念乗車券内面
記念乗車券を開いた状態
南北線各駅からの硬券が計8枚納められている

 南北線開業3周年記念乗車券
南北線開業3周年乗車券
南北線開業3周年記念乗車券
9000系の写真と140円きっぷ2枚の組み合わせ

 2周年ではイベントを行わなかった南北線だが、3周年は比較的盛大に記念行事を開催し、王子駅前の「北とぴあ」での写真展、駒込駅での鉄道模型運転会、王子駅での車両撮影会などが行われた。
 この記念乗車券には、南北線のラインカラーであるエメラルドグリーンをベースに9000系の写真、裏面には王子駅のホームドアのイラストが描かれている。中にビニールケースが入っており、その中に硬券乗車券が入っているものだった。券種の組み合わせは1周年の時と同じ。


 南北線(駒込〜四ツ谷間)開通記念SFメトロカード

 1996年3月26日の四ツ谷−駒込間開業時は、同時に導入された「SFメトロカード」を記念に発売した。SFメトロカードとして第一号の記念カードでもある。券種は1000円で、縦型の2つ折りケースの中にカード1枚がはさみこんであるもので、これまでの記念グッズの中では、最も質素なつくりになっている。

四ツ谷開通記念1
記念SFメトロカード外面
文字も縦書きで和風な感じのカードケース
四ツ谷開通記念2
ケースを開いた状態とSFカード
ケースを開くとカードが納められている

 南北線四ツ谷⇔溜池山王間・銀座線溜池山王駅 W開業記念SFメトロカード

 97年9月30日の溜池山王−四ツ谷間開業時は、同時開業となった銀座線・溜池山王駅の開業記念を兼ねた「W開業記念SFメトロカード」となった。ケースの内側に「南北線溜池山王−四ツ谷間開業記念」と「銀座線溜池山王駅開業記念」の1,000円券2枚がセットされており、発売額は2,000円。

溜池山王駅開通記念1
記念SFメトロカード外面
文字も縦書きで和風な感じのカードケース
溜池山王駅開通記念2
ケースを開いた状態とSFカード
ケースを開くとカードが納められている

 南北線全線開通記念SFメトロカード
南北線全線開通記念SFメトロカード
南北線全線開通記念SFメトロカード
3つ折りのカードケースの中にカードが納められている

 2000年9月26日の南北線全線開業、東急目黒線乗り入れ開始時に発売された「南北線全線開通記念SFメトロカード」。
 台紙は3つ折りで、台紙の外側には、開業区間のステーションカラー(目黒は白)がのぞく5つの穴が開いている。台紙を開くと、穴から見えていたステーションカラーの部分が各駅の説明になっているという、洒落た演出である。さらにこの部分を開くと、中に納められているカードが現れる。
 発売額は1,000円、発行部数は3万枚であった。


埼玉直通 埼玉高速鉄道線直通運転開始記念カード

 2001年3月28日、埼玉高速鉄道線が開業し、 南北線を介して浦和美園から武蔵小杉までが1本の線で結ばれた。 これを記念して、埼玉高速鉄道・営団地下鉄・東京急行の3社で、 同柄(右下の社名・カード名部分のみ異なる)のパスネットを発売。 東急と埼玉が各1万枚、営団が2万枚を販売した。 なお、カードケースの画像は、埼玉高速鉄道のページを参照されたい。

ストラップ 南北線9000系ストラップ

 2003年10月1日に発売された、南北線の9000系をデザインしたストラップ。 7,000個限定で、営団地下鉄の駅売店、コンビニのほか、地下鉄博物館、一部の定期券うりばで販売。 ストラップの付け根に9000系電車のミニチュアが付いており、 紐の部分はラインカラーと「NAMBOKU LINE SERIES 9000」の文字が印刷されている。1個900円。

5周年記念 三田線・目黒線・南北線 直通運転5周年記念SFメトロカード

 2005年9月26日に発売された、「三田線・目黒線・南北線 直通運転5周年記念パスネット」。2000年9月26日の直通運転開始から5周年を迎えたことを記念して、まる5年の同日に東京都交通局、東京急行電鉄と同時に発売された。購入者には、3社局のパスネットを3枚同時に収納できる台紙も、一部の駅で配布された。1,000円券のみ、100,000枚限定。


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