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王子検車区の中を見てみよう
この写真の場所は、南北線の本線と検車区との分岐点で、
王子神谷駅の北側すぐのところ。写真の奥が王子神谷駅で、右側を通るのが本線である。
駅からすぐのところで分岐するためか、王子神谷駅は、南北線では白金台とここだけの、
対向式ホームの構造となっている。
本線から分岐してすぐの所で見ることができるのは、この保線用車両。
夜間の作業などで使用されるため、ふだんはここで動かずにじっとしているが、
この車両、見かけによらず結構スピードが出るらしい。もちろん電気で走るわけではなく、
軽油で動くディーゼルカーのようだ。
9000系をはじめ、地下鉄の車両の先頭部には、緊急脱出用のドアが設置されている。
この写真はそのドアを開いた状態で、
実際の脱出時には乗務員室内に収納されているハシゴがかけられ、
安全に脱出ができる仕組みになっている。
かつて南北線が赤羽岩淵−駒込間の部分開通だった頃、
深夜に陸送された車両は、この搬入口からクレーンで吊り下ろされていた。
現在も大きな資材の搬入等はここを使うほか、写真奥に見えるスペースでは、
銀座線など営団地下鉄の全ての車両のクーラーを検査・修理しているために、
それらはこのクレーンで出し入れをしているという。
なお、このフロアは地下二階だが、車庫はさらにこの下、地下三階なので、
車両を搬入する時は、一旦この地下二階へ下ろした後、
別のクレーンで地下三階の車庫に下ろすそうだ。
王子検車区は地下にあり、非常に敷地面積も限られている。
通常の留置本数はわずか5本しかなく、
市ヶ谷にある留置線を併せても10本の収容能力しか持っていない。
南北線には21編成が在籍するため、収容できない編成は「駅留置」という形で、
赤羽岩淵・駒込・市ヶ谷・溜池山王などで一夜を過ごすことになるが、
現状ではそれでも全ての編成を線内に留めることはできないので、
線路のつながっている有楽町線や千代田線の車庫を間借りして運用しているそうだ。
このため、現在行なわれている夜間試運転の際には、「駅留置」の車両を移動しなくてはならず、
かなり大掛かりになってしまうという。また、将来は、
埼玉高速鉄道が建設している浦和美園車両基地での検査委託なども考えられているらしい。
Thanks to TRTA Oji Depot.
Reported by ARC Network.
Jun 6, 2000.
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